スタイレージのご紹介

しわ、たるみ治療においては最早かかせないヒアルロン酸注射ですが、注射するヒアルロン酸製剤には現在かなりたくさんの種類があります。もちろん、治療する医師を信頼しているなら任せてしまっても良いとは思いますが、どのようなヒアルロン酸があり、それらがどのような特徴を持っているのかというのを知っておくと、ご自身に対して行われた治療についての理解も深まると思います。

Stylageロゴ

今回は第3世代ヒアルロン酸と言われる「Stylage®(スタイレージ)」をご紹介します。

スタイレージはフランスのVivacy社が製造する注入用ヒアルロン酸製剤です。
VIVACY社ロゴ
スタイレージのネーミングは、「Style your Age」つまり「年齢をスタイルする、デザインする、整える」という意味から来ています。スタイレージは(1)非動物性、(2)革新的構造の単相ジェル、(3)抗酸化剤配合の3つを主な特徴としています。

スタイレージの特徴

  1. (1)非動物性
    レスチレン以降のヒアルロン酸製剤はすべて非動物性(動物の組織から抽出したものではない)ですので、特筆すべき特徴ではありませんが、スタイレージももちろん非動物性です。

  2. (2)革新的構造の単相ジェル
    スタイレージの最大の特徴は、その先進的革新的なヒアルロン酸の架橋プロセスです。(↓画像をクリックすると拡大表示されます。)
    スタイレージの革新的単相架橋構造
    均一な架橋構造ではなく、強い架橋構造を持ったヒアルロン酸(単相架橋構造A)と弱い結合で重合しているヒアルロン酸(単相架橋結合B)を相互に浸透させることでIPN様構造を持ったヒアルロン酸となります。少々小難しい話ですが、IPNとはInterpenetrated-Network(相互浸透ネットワーク)のことで、IPN様構造を持つヒアルロン酸は柔らかく注入しやすい性質と長期にわたり効果を維持できる性質の両面を持っています。一般的にヒアルロン酸は柔らかいものはもちが悪くて、硬いものは長期間残る性質があるので、柔らかくて効果の持続が長いといういうのはとてもありがたい性質です。

  3. (3)抗酸化剤配合
    スタイレージにはマンニトール(一部製品にはソルビトールが抗酸化剤として配合されています。マンニトールは、多種多様な果物や野菜に含まれる酸化を防止する成分です。
    ヒアルロン酸を皮膚に注射するとき、皮膚に針が刺さることで炎症反応が惹起されます。この炎症反応によりフリーラジカルが生じ、注射されたヒアルロン酸を攻撃してその構造を破壊しようとします。抗酸化剤を配合することでフリーラジカルを無毒化することができ、ヒアルロン酸構造の維持に役立ちます。また、ヒアルロン酸を保管する際も、製品の物理化学的な特性を安定化するので、質の劣化を防ぎます。

さて、スタイレージは非常に豊富な製品ラインナップがあります。それぞれの製品は弾性や粘性が少しずつ異なり、施注を行う医師は様々な目的に対して最適化されたヒアルロン酸を選択することができます。

現在スタイレージには以下のラインナップがあります。

  • スタイレージハイドロ
  • スタイレージハイドロマックス
  • スタイレージS
  • スタイレージM
  • スタイレージL
  • スタイレージXL
  • スタイレージXXL
  • スタイレージスペシャルリップス
上記のうちスタイレージS、M、L、XL、スペシャルリップスにはリドカイン(局所麻酔剤)入りのものがあります。

当院ではスタイレージ製品群の中から、スタイレージハイドロマックススタイレージS(リドカイン入り)、スタイレージXL(リドカイン入り)、スタイレージスペシャルリップス(リドカイン入り)を採用しています。

STYLAGE HYDROMAX スタイレージハイドロマックス
STYLAGE S Lidocaine スタイレージS リドカイン入り
STYLAGE XL Lidocaine スタイレージXL リドカイン入り
STYLAGE Special Lips Lidocaine スタイレージスペシャルリップス リドカイン入り