ダウンタイムのないリフトアップ・たるみ治療

最近は腫れたり跡がしばらく残ったりするダウンタイムのある治療(手術)よりもダウンタイムのない治療が特に好まれる傾向にあります。

一般論としては、ダウンタイムのない治療はダウンタイムのある治療に比べると効果が落ちることが多いです。

しかし、 効果がマイルド=周囲にばれない ととらえればメリットでもあります。

 それ以上に何よりも、治療に伴うリスクがほとんどなく、気軽に施術を受けられるという点が最大の利点です。

 

たるみ治療、リフトアップにおいても他と同様にダウンタイムのない治療が好まれる傾向にあるのは同様です。

ダウンタイムのないたるみ治療というと、当院で行っている施術でもたくさんあるのですが、 ここでは効果の特に高いものを挙げていきたいと思います。

効果が高いリフトアップ・たるみ治療器の条件として、エネルギーを深く到達させることができる点が挙げられます。

シミやしわが皮膚そのものの劣化であるのに対して、たるみは皮膚や皮下組織、筋膜まで含む全層の劣化です。

そのため、たるみを本格的に改善し高いリフトアップ効果を得るためには、エネルギーを皮膚のみでなくもっと深部に届けることができなければなりません。

この点がシミなどの治療で求められることと異なります。

 

エネルギーを深部に到達させることができる器械でなおかつダウンタイムのないものとなるとそれほど多くあるわけではありません。

どうしてかと言うと、皮膚の外から何らかのエネルギーを照射すると、たいていは一番表面の皮膚にエネルギーが集中してしまうためです。

皮膚はかなり熱に弱い組織で、他の組織と比べても耐熱性があまりありません。

 

ここではダウンタイムのないリフトアップ・たるみ治療器として、当院でも人気の高い2つの器械を紹介したいと思います。

 

(1)ウルセラ

ウルセラの外観

リフトアップ・たるみ治療の伝家の宝刀は何と言っても「ウルセラ」です。

リフトアップ・たるみ治療器として世界初のFDA承認を取得している器械で、アメリカの行政機関のお墨付きなわけです。

特徴として、

①HIFU(高密度焦点式超音波)というエネルギーを使用している 。

②カートリッジを替えることにより、3層の違う深さにエネルギーを届けることができる 。

という点が挙げられます。

現在、皮膚の外側から照射するタイプの器械で、本当にリフトアップ効果があると呼べるのは、ウルセラのようなHIFUを使った器械のみです。

HIFU以外のエネルギーは表面からジワジワと熱が入りますが、HIFUはジャンプしてターゲットとなる深さに直接熱を入れることができます。

皮膚を無視して直接筋膜などに熱を入れることができるのです。

また、熱を入れる深さも3段階でコントロールでき、4.5mm、3mm、1.5mmの異なる深度に熱を入れることができます。

4.5mmの深さはSMAS筋膜の深さに対応し、この層を引き締めることができるため高いリフトアップ効果を引き出すことができます。

 

(2)サーマクールCPT

サーマクールCPTの外観

たるみ治療器としては最長の歴史があり、10年以上世界で使用されている信頼の機器です。

この器械で使用するエネルギーは高周波(RF)で、皮膚真皮層から脂肪層浅層まで熱を届けることができます。

ウルセラに比べると熱の届く深さは浅くなり、主なターゲットは皮膚の真皮層です。

そのため、より正確にこの器械の効果を表すとすれば、サーマクールCPTはスキンタイトニング(皮膚の引き締め)器となります。