たるみ治療の総合戦略(1)

「たるみ治療に興味があり、やってみたいけれど何をしたらいいかわからない」というご意見をよく伺います。

たるみ治療と一口に言っても、今やいくつもの選択肢があり、何がなんだかわからないと思われるのもごもっともかと思います。

そこで、たるみ治療を総論的に解説してみたいと思います。

 

まず、たるみ治療には (1)器械系施術 (2)糸系施術 (3)手術 (4)上記の組み合わせ があります。

順を追って解説していきます。

 

(1)器械系施術

医療機器を使ったたるみ治療です。

多くの場合、何らかの方法により皮膚、皮下組織に熱を伝えることにより、コラーゲン造成を促します。

たるみ治療器に使われるエネルギーには分類すると、レーザー、高周波(RF)、超音波があります。 エネルギーが到達する深さに違いがあり、一般的にはレーザー<高周波<超音波の順に深く到達することができます。

イ)超音波 (当院採用の器械=ウルセラ) たるみ治療に使用される超音波はHIFU(High Intensity Focused Ultrasound)というもので、通常ハイフと呼んでいます。

HIFUは日本語に訳すと高密度焦点式超音波です。

難解な言葉ですが、要はちょうど虫眼鏡で光を集めるイメージで、超音波を1点に集中させる技術です。

光線だと皮膚や皮下組織を通過できないので、それらを通過できる超音波を使っているわけです。

この技術により、焦点となった場所が1mm幅の点状に約70度に加熱され、ごく小さな熱凝固点を作ることができます。 ちなみに焦点以外の場所には何らの影響も与えませんので、全体に加わるダメージはとても小さいです。

この熱凝固点は、熱によるダメージですので、1ヶ月~3ヶ月かけて人間の自然治癒力で治癒していきますが、そのときに収縮反応が起こります。

ちょうど傷が収縮するのと同様の反応ですね。 こ

の熱凝固点は無数に形成されているため、収縮反応が加算されていき、リフトアップ効果が得られます。

熱凝固点をどのくらい作るかというと、当院の実際の施術では、 両頬 約5,100個 首 約2,380個 額 約510個 こめかみ 約510個 です。 凝固点の個数が多ければ多いほど効果は良いのですが、施術コストが多くかかります。

凝固点の個数をどれくらい作るかは各施設によって違いますが、当院は相当に多く作ります。

これも治療満足度を上げるためと思い、頑張っております(笑)。 ロ)高周波 (当院採用の器械=サーマクール) 高周波は電流の一種で、通過した組織にジュール熱を発生させます。

その熱により真皮層やその下の脂肪層の浅い部分が50度前後に加温されます。

それによりコラーゲンを産生する線維芽細胞を刺激することで約半年間コラーゲンをたくさん作ってくれます。 結果、皮膚が引き締まりたるみが改善します。